私にはなかった。
「私なんて」といつも思っていた。
自信が無いから、「結婚したい!」と周りに素直に言う事もできなかった。
だから婚活も素直に頑張れなかった。
出会いがあっても、相手の欠点ばかりをあげつらねて付き合おうともしなかったりした。
その割にろくでもない男にひっかかり「私にはこの人くらいが丁度良い」などと自分にまで言い訳をしていた。
ある日、同じようにろくでないような男と付き合っている(と私には見えた)友達が、結婚すると言い出した。
私は猛反対した。
彼女は、こう言った。
「私、結婚がしたいの。」
ああ、そうか…。
それならもう仕方が無い。
私が言える事は何も無い。
そして彼女は結婚した。
あとあと話を聞くと、彼女の相手は大したろくでなしでは無かった。
というか、いい人だった。
今では子供も生まれ、すごく幸せそうにしている。
私はまた気がついた。
素直になる事。
これもきっとすごく大事なんだ。
この2つだけでは無いかも知れない。
でも、きっとそこは大きいと思う。
私は素直になった。
自分に自信を持てるように努力もした。
素直に婚活を初め、色んな所に行き出会いを大切にした。
そして今の夫に巡り会った。
出会いは意外に純粋だった。
趣味のサークルだ。
それだけに、趣味が合うからずっと話していても飽きなかった。
今思い返してみても、この2点はやはり大事だった気がする。
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